定型工場では、最も多くのスタッフが仕事を行っています。技能実習生や、外国人の専門職も配置され、当社の工場内では、大所帯の部署です。
配合された原料を受け取り、型枠に原料を入れて、大きな圧力でプレス成型をうことで、密度の高い煉瓦素材を作り上げます。最も古いものでは、昭和30年代から使用されている設備もあり、工場内は、古き時代を思わせる部分も沢山ありますが、少しずつ、ロボットの導入なども行っています。
その反面、特殊形状のものや、原材料の産地などによっても成型の仕上がりが変わってしまうので、多くの人の手もかけています。場内では、常に機械整備、プレス装置のメンテナンス、作業ロボットの管理なども行っています。
当社では、様々な配合や形状の製品を扱っており、定形工場には多種多様なプレス機、型枠があります。
大きな装置が沢山ある場内の通路には、原料運搬のリフトも走っていますので、安全確認を怠らぬよう、細心の注意を払っています。
プレス成形された耐火煉瓦の製品は、検査員の検査を受け、そのまま出荷されるものは乾燥場へ、焼成工程へ進むものは、焼成工程へつながれて行きます。
成型場には、多くの装置があり、配合原料を運ぶリフトも通ります。 安全で効率の良い作業を行う為に、先輩から色々教わったり、皆でアイデアを出しています。
事故のない安全な工場を皆で作る為、工場の至る箇所に、安全柵や安全ネットが設置されています。
写真の中に見られる黄色い安全柵などは、工場スタッフの気づきなどをもとに、自社内で手作りされた物も沢山あります。 また、作業効率や手順の無駄を減らすため、工具の置き場所、手作りの作業台まで、様々な工夫が積み重ねられています。